お疲れ様です。
甲州市の古民家再生工事も残すところ玄関のみとなりました。
その玄関の扉をただいま製作中です。
その製作の中にももちろん技術が盛り沢山に使われております。
今回はその技術のご紹介です。
甲州市のおうちは木製の格子の戸です。
材種は水や腐朽菌に強いヒバを採用しました。
まずは両サイドの框です。↓↓
框部分とは、手を掛ける部分です。
望月がお邪魔した時には、組子と呼ばれる格子の製作中でした。
まず、格子がずれないように巾止めの当て木を・・・↓↓
次に通し貫をしていきますが、その貫に巾止めの細工を・・・↓↓
その貫を入れていきます。↓↓
貫を入れたら、幅に合わせていきます。↓↓
こうする事によって、格子のズレを防ぎます。
巾止めの貫を入れた後は、通した穴埋めの貫を入れていきます。↓↓
入れ終わるとこんな感じです。↓↓
二重になっているのが解りますかね・・・
割貫という工法だそうです。
一般的には、相欠きといって支える木と格子の双方を欠きこんで、
製作するのが一般的ですが今回はこの工法を採用したそうです。
手間が掛かっております。技術ですな。
以上、ご報告です。
コメント
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こんにちは。はじめまして。
なんかすごいですねぇ、初めて見ました。
これ、木戸になるんですかぁ?
・・・じっくり見てみたい^^
ちーぼー様
コメント有難う御座います。
とても良い玄関戸になりました。
よろしければ、施工事例(H様邸)をご覧になってください。正面から撮影した写真に写っております。
小さくて解りづらいかもしれませんが・・・
https://www.bltc0412.jp/case/enzan.html
手づくりの物は時間と共に表情が変わっていきます。
また、それがアジになります。